千代田区のコミュニティ活動の紹介
そばちよ会
趣味のそば打ちで仲間づくりとボランティア
千代田区社会福祉協議会の区内在住のシニア男性対象の「男のそば打ち講座」をきっかけに立ち上がった団体です。千代田区社協の当時の担当者の方は、地域活動にシニア男性も参加してもらいたいという思いからそば打ち講座を企画したそうです。そばちよ会の立上げにも、職員の方のアドバイスやそば打ちの道具購入の補助などの支援がありました(ただし、現在は自立的な活動として、参加費を徴収するなどの工夫をして運営しています)。
そば打ち講座の最初こそ、千代田区の名店の方が教えてに来てくれましたが、その後は自分たちで試行錯誤しながら進めてきました。見様見真似で、色々と工夫する中でそば打ちの技術向上を図ってきました。
現在は、当初のそば打ち講座のメンバーは、少なくなっていますが、その後、体験会などに参加してくれた方などが加入し運営しています。メンバーは、シニアに限定する事なく老若男女のどなたも参加可能として、新しい仲間を常に募集しています。
活動としては、偶数月には、神保町ひまわり館や区内の施設で体験会を開催して、色々な方にそば打ちを体験してもらう機会を提供していいます。シニアばかりでなく、20~40代の方も参加しています。体験会では、そばの豆知識、粉をこねる、専用の包丁でカットするところなどすべて体験できます。また、最後には、打ち立てのそばを茹でて、みんなで一緒に試食します。打ちたてのそばをみんなで一緒に食べるというのはとても楽しく、贅沢な時間です。
また、奇数月には、三崎町サロンでお年寄りに打ち立てのそばをふるまう食事会をしています。さらに、年に1回、大妻女子大学の食物学科とのコラボで、学生さんにそば打ちを体験してもらうという企画も行っています。若い方とのコラボは、伝統的なそば打ちを伝えるという意味とともに、会のメンバーも若い方との交流でエネルギーをもらうことできるため、他の大学などでも実施してみたいと考えています。
これらの会では、最初はそば打ちをして、打ったそばをその場で食べるだけでしたが、それだけでは味気ないと、天ぷらやちょっとしたお惣菜などを作って、彩ある会食ができるように工夫もしています。
今後は、チャンスや声掛けがあれば、子どもの施設や子ども食堂などでも、そば打ち&打ったそばをふるまうことをやってみたいと考えています。
仕事をしている人同士で活動しているので、それほど頻繁には活動できませんが、月に1~2回、そば打ちの技術向上を目指し活動をしています。年配の男性はなかなか地域に出にくいということがありますが、「何かをつくる+食べる」というのは比較的ハードル低く参加できる活動ではないかと思います。私自身も、この活動を通して、色々な方とお話できたり、ここでできた仲間と卓球などの活動もしています。
そば打ちをやってみたい、うまくなりたいという方を歓迎します。ぜひ体験会にご参加ください。(代表 伊藤さん)
活動紹介
第3、第4土曜日に活動
・奇数月は、三崎町サロンでお年寄り向けに、そば打ち&食事会
・偶数月は、体験会を実施(参加費 300円)
詳細は、広報ちよだやチラシなどをご覧ください。