ちよだコミュニティラボについて

ちよだコミュニティラボは、千代田区の地域コミュニティ醸成支援の一貫として、千代田区に住み、働き、学ぶ人たちが地域で助け合い、支えあえる地域コミュニティをつくっていくのに役立つプログラムを実施していく事業です。

映像広報「わがまち千代田」での活動紹介

コミュニティ とは?

コミュニティは、地域に住む人たち、関わる人たちがつながり、助け合ったり、支えあったりする関係を表しています。
近年は、地縁より関心あるテーマでつながるコミュニティも増えてきています。

かつての地域暮らしには生活の共同体としての強いつながりがありました。ただ、現代では、強いつながりのしがらみや煩わしさを感じる人も多く、地域でのつながりは弱まっています。しかし、住む町の安心感の支えとして、活躍の機会として、子育てや介護などを支えあい、災害時に助け合える関係をつくるために、「つながり」の大切さに改めて気付く人も増えてきています。

これからの社会において、どのようなつながりや関係性が望ましいのでしょうか? 多くの人が参加できるようにするには、どうしたらいいでしょうか? 21世紀の千代田区にふさわしい新しいコミュニティの姿を考え、作っていくのも、この取り組みの目指していることです。

プロジェクトの背景

千代田区とコミュニティ

千代田区の人口は、平成12年には約3.9万人だったのが、令和5年4月には約6.8万人と約1.9倍に増えています。このように人口増は、マンションの増加によるものが大きく、現在では約9割の区民がマンションなどの共同住宅に住んでいます。

千代田区には麹町、神田を始め、伝統ある地域コミュニティが根付いていて、これまで地域社会を支えてきました。しかし、人口が急拡大する中で、これまでの地域文化や伝統、担い手や運営の枠組みを大切にしながらも新しい視点を取り入れながら、5年後、10年後を見据えた新しいコミュニティの姿を、これまでの担い手と新しい担い手がともにつくっていく必要があります。

ただし、現代は、多様な人や団体の間で、地域に対する価値観、人とのつながり方、望ましい参加スタイルなどが異なっており、コミュニティづくりを難しくしています。異なるから断絶するのではなく、異なる考えが集まることで考えを深め、新しい可能性が生まれるように、どのような対話やアクションを広げていけばいいか、区民が中心になって共に考え、助け合いながらチャレンジしていくことが求められています。

191

2000年から2023年への
千代田区の人口増加率

89 %

集合住宅の居住率

107

町会数(2019年4月時点、準町会を含む)

125 Years

of experience

運営事務局

地域コミュニティ醸成支援事業事務局

運営:株式会社エンパブリック

株式会社エンパブリックについて

「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」の実現をテーマに、地域や組織の人たちの力を活かし、協力して課題解決、仕事づくりを行っていくプロセスに必要なノウハウを体系化し、普及する事業に取り組んでいる。場づくり・仕事づくりに必要な技術を体験的に学べるワークショップ、自治体との協働事業による地域での対話や活動立ち上げ支援の仕組みづくり、企業で実践するワークショップの開発、担い手育成など、年間200本以上の場づくりを実施している。
取組実績:文京区「文京ソーシャルイノベーション・プラットフォーム(文京区新たな公共プロジェクト)」、杉並区「すぎなみ地域大学」、東京都「ホームタウンプロジェクト」 アドバイザーなど。  http://empublic.jp/

千代田区(担当:コミュニティ総務課)「地域コミュニティ醸成支援事業」の事業委託により、「ちよだコミュニティラボ」の企画・運営を行う。