【ゼミ 第10回:レポート】成果報告会
「マンション・コミュニティ・ゼミ」の第10回が2018年2月14日(水)19:00~、千代田区役所内の会議室にて開催されました。
昨年7月から約半年続けてきたマンション・コミュニティ・ゼミもいよいよ最終回。今回のテーマは「成果報告会」です。
ゼミ参加者の方の中で、今回までに、実際にイベントを開催された方もいらっしゃいましたので、イベント当日の模様などをスライドで投影しつつ、イベントなどプロジェクトを実施してみての感想と今後について、参加者の皆さんにお話いただきました。
■主催イベント振り返り
まず、主催したイベントについて、当日の写真を見ながら、主催者視点で振り返っていただきました。
◯マンション住民の高齢化に備え、区民ができること
◯情報誌「四番町 防災とまちの歴史」 2018年版制作プロジェクト
◯プレミアムエイジを「3x3型」で楽しむ会
◯Kanda Baby & Kids
■これまでのマンション・コミュニティ・ゼミを振り返って
続いて、全体でこれまでのマンション・コミュニティ・ゼミや実際の活動を振り返っての気づきや感想についてシェアしてもらいました。
出てきた気づきや感想は以下の通りです。
▼マンションと地域
- コミュニティは作っていくプロセスが楽しいのではないか
- マンションだけ独立していたら、街が衰退しそう
- 人がいないとはじまらないので、マンションの人にも町会に出てきてもらわないといけない。
- 町会にマンションの人が増えると乗っ取られると仰る人がいたが、それだけ元気な方が入ってきてくださるなら、むしろ大歓迎。
- 商店街が入る町会は、商店の人がやっている、やっぱり感覚が違う。
- 高層マンションは、誰も入らないようにしているから、付き合いがない、チラシも入らない。
- 町会に関わらなくても困らないが寂しく思う人は多い。
- 町会に入りにくい人は、地域系のイベントへの参加から始めたらいいのでは。
- 自分事化できない問題はなかなか進まない。
- 40代の人こそ、取り残されることについての危機感がある。
- 避難所訓練は、町会の役員しか来ない。マンションからの参加が少ない。
▼主催イベントについて
- 人集めが大変だった。
- マンション内に参加してくれそうな人は沢山いるが、一歩を踏み出すのに勇気が要りそう。
- 中身の濃い話が出た。どのように今後進めていくか?検討が必要。
- 同じような意識を持った人が集まって議論できた。
- 地域の人、一人ひとりが色々なものを持っているので、語りながら「こんなことができるかも」をつなげたい。
- みんな、自分のしたいことをしたい。
- 地域のイベントのキーとなる人達は50代かと思った。
- マーケティングセオリーでは、3回、同じものを見たら行動に移す。目に触れる回数をいかに増やすか。
- 最初の内は、喋るだけのイベントは有りだが、その内、それだけになってしまうリスクも。
- 同じ年代ばかりを集める、殺伐としそう。
- 地域で使える施設が意外とあった(学校の講堂など)。
- 地域には隠れたスキルを持つ人が多い。
- 子育て世代は大変忙しい。
- 主催イベントについて、近くのマンションの人にお知らせするのがハードル高い。
- 子育て世代の連絡経路はLINEがメイン。
- Twitter投稿に対する反応自体は多かったが、そこ経由の参加者は居なかった。
- 引き込んでいる高齢者を引き出すのは、チラシではなく、声掛け。
- 個人情報を出さない繋がり方、誘い方はないか。
- 65歳を過ごしてマンションを買った人の会などできないか。
▼その他、振り返り
- 千代田区には、イベントが沢山あるが、あまりに選択肢が多いし、同じようなことを複数の場でやっているのが勿体ない。
- 町会は束ねてはどうか?マンション住民にとって、あまり地域は関係なくて、共有する課題はマンションで共通なので、束ねられない。
- 若い人は、与えられたことをやるのは嫌ではないか。自分からやる気になれば、やってくれる。
- 新住民向けの、私たちの町の授業はできないか。
- 地域の語り部のグループをつくってみたい。
- マンション・コミュニティ・ゼミ参加の最大の成果は、協力者と出会うことができたこと。
■マンション・コミュニティ・ゼミのまとめ
最後に、広石からマンション・コミュニティ・ゼミ全体の振り返りと3/10開催の「ちよだコミュニティ ラボライブ!」について案内のお話をさせて頂きました。
半年の長きにわたり、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
以上で、第10回「成果報告会」のレポートは終わります。