【ゼミ 発プロジェクト:レポート】Kanda Baby & Kids ~休日の秋葉原に子どもと出かけてみよう
千代田区で子育てをする世帯は増えていますが、小学校への入学前の子どもは幼稚園、保育園と別れていたり、また、保育園も場合によっては住んでいる地域から遠い保育園に通わざるを得ないこともあり、地域の中で子供の年齢に近い友達と仲良くなるのが難しい状況です。また、共働き世帯は平日の子育て向けのイベントに参加しづらいこともあり、ますます、同じ地区の子どもと出会うことが難しい状況になります。さらに、公共施設の空いていない休日の過ごし方をどうしたらよいのか、街に子ども連れで出かけたいが都会の中でベビー休憩室や子供連れで入れる店情報などもわからないといったこともあります。
そこで、マンション・コミュニティ・ゼミの参加者である樋口さんは、秋葉原・神田地域での子育てを楽しくするため、同じ地域の親や子供が出会うための緩い繋がりを作りたいとプロジェクトを企画しました。
2/12には、第1回目のイベントとして、秋葉原地区の街歩きツアーと子育て情報の交換会「休日の秋葉原に子どもと出かけてみよう」を行いました。この地域に住んでいる親子づれ4組の参加がありました。
当日は、Akiba Deep Travelの牧野さんのガイドで、秋葉原の町をお散歩した後、童夢館で、子育て情報の交換会をしました。
街歩きツアーでは、秋葉原駅をスタートに、表通りから裏通りに入り、ポンジュースしか売っていない自動販売機、裏通りにあるフルーツパーラー、子連れにやさしいお店や、天然素材のベビーフードの売っているお店などなど、ディープな地元情報をガイドの牧野さんに教えてもらいながら、秋葉原の町をめぐりました。
また、童夢館では、自己紹介の後、子育て情報についての意見交換を行いました。
今回参加した人からは、「休日の過ごし方が困っている」「子どもと一緒に遊んでくれるお友達がほしい」「子ども用品を売っているお店が少なくて困っている」「将来小学校が同じお友達とどう出会えばよいのかわからない」「町会に参加してもエリアが狭いため、同学年の友達と出会うのが難しい」「地域の双子の会をしているので活動を広げたい」「夫は地元愛がないが、自分はお祭りなどにも参加して地域活動を広げたい」といったお話がありました。
また、子育て情報の意見交換では、
- 子連れで食事ができるところを知りたい
- 有料トイレは使ったことがないが、オアシスは、おむつ替えなら無料というのを聞いてつかってみたいと思う。
- 兄弟がいると、どちらのレベルに遊び場を合わせるか、共存が結構むつかしい
- 情報交換は、LINEが多い、Twitterはあまりないので、LINEを活用できないか。
- 牧野さんの紹介してくれたフルーツパーラーは魅力的だった。ケータリングもできるらしい。こうした一人ではできないようなケータリングなど、みんなでできないか。区民館の和室を借りてならできそうだ。
- 子育てサロンとしてサークル活動をすれば、公共施設は無料で借りられるので、この団体もそのようにできないか。
- みんなでお花見はどうか。北の丸公園、淡路公園なら子供連れでも安全で楽しめそうだ。
- ママ向けのクッキング教室をやりたい人がいる。それをどうやって実現するか検討しているらしい。みんなで一緒にできないか。こどもを交代でみるとか、子供も参加できる料理ステップを工夫するなどできそうだ。
- 秋葉原のフクロウカフェは興味があるが、子どれで行けるかどうか知りたい。
といったような意見が挙がりました。
今回は、偶然にも、全員、同じ学年のお子さんを持つファミリーが参加しており、知り合えそうで、なかなか知り合えない、ご近所の子育て世代と知り合えるきっかけともなりました。
次回の企画として、暖かくなったらお花見や、一人ではできないケータリングなど、アイデアが沢山でました。秋葉原地区での、新しい子育てネットワークができそうです。