千代田区のコミュニティ活動の紹介
STARTUP HUB TOKYO(東京創業ステーション)
創業・起業支援
STARTUP HUB TOKYOは、2017年1月にオープンした施設です。
コンセプトは「起業のヒントに出会える場所」です。東京都と東京都中小企業振興公社が連携して運営しています。
そもそもは、東京都が開業率を上げることを目的に設立した施設で、現在は4%程度の開業率を2024年には2桁にすることが目標です。
STARTUP HUB TOKYOは、TOKYO創業ステーションの中にある施設で、潜在的な起業家向け、つまりこれから起業をしたい人、起業をして間もない人を対象としている施設です。TOKYO創業ステーションの同じ建物の中には、Planning Portもあり、こちらは、ビジネスプランをブラッシュアップしたい人など、具体的な起業をサポートする施設です。
起業のステージごとに役割を分けて支援をしています。
STARTUP HUB TOKYOで大事にしていることは、起業のハードルを下げて、まずは、起業してみよう、したいなと思ってもらえるようにすることです。そのためには、「楽しさ」「活気」を大事に、「起業したい」気持ちを後押しできるようにしているそうです。
施設のおしゃれでカジュアルな雰囲気からも、とっつきにくさはありません。ちょっと立ち寄ってみようかなと思えるような施設になっています。
具体的なサービスとしては
・起業相談
・イベントの実施
・交流ラウンジの提供
などをしています。
起業相談は、起業家の先輩が相談員です。同じ起業家だからこそ聞けることもありますし、アドバイスにはリアリティがあります。
起業家のアイデアを具体化したり、起業に対する不安は、一人では解決できないことが多いです。そのために、この施設で、学んだり、仲間を出会ったり、先輩と話すことで、そのモヤモヤを具体化したり、解決へと導いていきます。まさにコンセプト通り「起業のヒントに出会える場所」となっています。
利用者は年代も性別も多岐にわたっているそうです。学生もいれば、シニアの方もいらっしゃいます。特にシニア層の起業ニーズは高まっているそうで、シニア向けのプログラムも提供しています。
分野としては、スモールサービスや、サービス業、IT系などが多いそうです。
その他、現在はコロナで休止していますが、保育サービスなどもあり、子育て中の方も起業にチャレンジできるサポートが整っています。施設としても、女性の起業も積極的に応援したいという意向もあります。
STARTUP HUB TOKYOで、なんといっても特徴的なのは、毎日、起業関連の無料イベント提供しているというところです。
現在はコロナウイルスの感染拡大のため、施設での開催はしていませんが、コロナ後も、オンラインで、ほぼ毎日イベントを開催しています。
イベントの内容も
・座談会~起業のモヤモヤを話す会
・先輩の経験を聞く会
・読書会や発想力を高めるなどスキルアップの講座
・オンラインショップの開設などの実務的な講座
等、さまざまです。
こうした日々の情報発信もあり、現在、登録している会員は、2万人となっており、起業を目指す人の一大コミュニティともなっています。
コロナウイルスの感染によりラウンジの利用などは現在はできませんが、こうした会員同士の交流も魅力の一つと言えます。
こちらである程度起業の方向性や内容が固まると、次に同じ建物にあるPlanning Port丸の内へとつなぎ起業を具体化していきます。東京創業ステーションとして、どのステージでもバックアップができるような体制も整えられています。
千代田区内(丸の内)にあるので、ぜひ、多くの区民の方にも知って頂き、ご利用いただければと思います。
活動紹介
○イベント情報
https://startup-station.jp/eventseminar/TAA0102?page=1
○広報誌
https://startup-station.jp/wp-content/uploads/m1_kohovol12.pdf
※地域課題・社会課題に目を向けた起業も紹介中