千代田区のコミュニティ活動の紹介
”話す”ってたのしい!小中学生のためのたいわ室
オンラインによる子供の居場所づくり
Zoomのオンライン会議のシステムにより、1対1で、主に小学生と中学生の方のお話しを30分聞くという活動です。2020年の5月に活動が始まりました。
コロナ禍、子ども達が孤独を感じる機会が増えていると感じたことが、たいわ室を立ち上げたきっかけです。一斉休校という事態もあり、小学生や中学生も一人でいる時間が多くなったり、学校以外で体験する場が減っていたり、親や先生以外の大人と話す機会も減っています。こうした中で子どもたちは、ストレスを抱えていたり、何かを誰かに話したいという思いを持っているのではないかと考えたのです。
たいわ室は、相談室とは少し違う場所です。
話を聞くのは、マザーズコーチングの資格を持っている専門家です。もともとマザーズコーチング講座を提供している団体が母体となって活動を始めたこともあり、コーチングの原則に則り、対話の30分間はアドバイスなどをせずに、ただ子どもたちの話しを聴くというスタイルにしています。あくまでもその30分の使い方は子どもたちの自由で、ずっとお話をしてくれる子や、ずっとピアノを弾いている子など、様々です。
家庭の中で、親が子どものすべてを見て、話を聴くことが事が出来るのかと言えば、必ずしもそうではなく、時間的に忙しい親も多くいます。また、親に話しにくいことも、かえって第三者の方が話しやすいということもあります。また、私たちには子どもたちが話してくれる内容に関して守秘義務があり、安心して話してもらえるような関わりをしています。
私たちの活動は、直接的に子どもたちの困りごとを解決するという活動ではありませんが、子どもたちの抱えるちょっとしたストレスや人に伝えられない何かが、深い悩みつながっていくという懸念もあります。最近では中学生の自殺なども課題となっています。そうなる前に、子どもたちをサポートする一助になればと思っています。深い悩みの相談があった時にどのように他の団体と連携していくかなども、今後検討したいと思います。
私たちの活動のこうした思いは、多くの方から共感を頂き、多くの自治体に後援を頂いています。千代田区でも、学校に活動のチラシを配布していただくなどの協力をして頂いています。学校教育の一つの機能として私たちのような活動が広がればと考えています。
昔は、近所に駄菓子屋さんがあって、そこのおばちゃんが地元の小学生のお話しを聞くという風景が当たり前でしたが、今はそのような場所は少なくなっています。オンラインではありますが、子どもたちに寄り添う、近所のおばちゃん的な存在を目指して、現在活動をしております。ご支援よろしくお願いいたします。
・HP
https://taiwaroom.com/
・Twitter
https://twitter.com/taiwa_room
・Instagram
https://www.instagram.com/taiwa.room/
活動紹介
活動の詳細、たいわ室に参加してみたいという方は、サイトをご覧ください。