【レポート】シェアリング@千代田 スタートアップ編 プロジェクト実践イベント まちの情報の編集者になろう! ~ 地域情報ナビゲーター入門編 with サンサン倶楽部

千代田区にはたくさんの活動があるのに、知られていない活動が多かったり、千代田区にお住いの方が地域の情報を得られないと思っていたりと、本当に地域の情報を必要としている人に届いていないというのが主宰の及川さんの思いです。

また、及川さんは、今まで、地域の情報を集約して提供できないかとリソースを集め、まとめたり、地域活動のチラシを集めてチラシ情報アプリを活用して提供するなどの活動をされてきました。

こうした活動をしてみて、チラシだけでは、それぞれの活動のよさや面白さ、主催者の想い、誰にとってお勧めなのかが伝わっていないことがわかりました。
また、千代田区民の方にとっては、多くのイベントや、ネットなどで多くの情報が溢れる中で、本当に必要な情報は得られていないし、また、必要な情報は、総花的なものではなく、よりかなりコアなものであることなどもわかってきました。

そこで、もっと地域の情報を、本当に必要としている届けるために、何をすべきかということや、情報ナビゲーターとして地域の情報を紹介できる人材について、参加者同士で考えるために、2019年2月15日(金)九段上集会室 洋室Aにてイベントを開催しました。

イベントでは、及川さんよりこうした背景や思いをお話頂いたのち、意見交換を行いました。本当に必要な情報を必要な人に届けるためには、個人の興味を発端としたパーソナライズした情報がよく、情報をキュレーションできるようなナビゲーターを育成すべきではないかということで、今後の方向性が決まり、来年度より実際にナビゲーターを講座形式で育成する仕組みに取り組むこととなりました。

【主な意見】
・ 千代田区における在住・在勤の受け手の人が、本当に地域の情報を求めているのか?がポイントではないか。千代田区では、地域の情報に対して、受け手の人が意識化されていないので、情報発信しても、意識がないため受信できていないという状況が問題
・ 地域情報に価値を感じてもらえているのか。ボランティアといったキーワードが出た時点で拒否されることもあるのではないか。
・ 新しくお住まいになった方にとっても有益な地域の情報もあるので、情報の見せ方、出し方の工夫が必要
・ チラシだけに完結せずに、FBなどと連携するなどの工夫も必要ではないか。
・ 千代田区民のニーズとして、平均化した一般的な情報に関心を示さない傾向がある。比較的とがった情報の方が響く可能性が高い
チラシは、情報伝達ツールとして、効果は高いことがわかっている。インターネットは検索してもらえないと届かない情報ではあるが、チラシやポスターはプッシュで伝えられるツール。
・ 多くの活動団体が、色々なところで活動しているのが散逸しているイメージである。共通のプラットフォームのようなものがあれば、活動団体にも有益であり、受け手にも分かり易い。それは、リアルな拠点でなくて、広報媒体でもよい。
自分の知りたい情報を、受け手の一人の代表として得意分野を発信していくナビゲーターを育成できるとよいのではないか。単に情報を伝えるたけでなく、インテリジェンスとして伝えていくのポイントである。