【レポート】シェアリング@千代田 スタートアップ編 プロジェクト実践イベント 本のシェアイベント with BooksBee Tokyo

BooksBee Tokyoは、本を身近な人たちとの間で貸し借りすること(ブック・シェアリング)を通して繋がりを作っていくことを目的としたプロジェクトです。最終的には、ITの仕組みを活用し、地域の個人の所蔵をベースとして図書館を作っていくことを目指しますが、まずは、リアルに出会うイベントをトライアルとして実施し、ブック・シェアリングが成り立つのかといった点についての検証を行うため、トライアルイベントを、2018年12月13日(木)・12月20日(木)に開催しました。

また、BooksBee Tokyoでは、ちょっとした時間に、日常の中にある空間において気軽に参加することで、カジュアルに地域のつながりを作っていくことも目的としているため、イベントの時間も今回トライアルとして、昼休みの時間で設定し実施し、普段、会場エリアで働いていても知り合うことがない人達が、本をきっかけに知り合うことを目指しました。

今回の会場は、千代田区社会福祉協議会の協力により、かがやきプラザの開放エリアでの開催となりました。近隣で働く方々が、各回のテーマに合わせ、それぞれの興味や得意な分野の本を持参し紹介していきました。

ちなみに、第1回目のテーマは、「読みたいのになぜか読み切れない一冊」、第2回目のテーマは「キモチが少し風邪気味のときにおススメの一冊」です。

本の紹介では、単に書籍の内容だけでなく、持参した本にまつわる思い出や思いを話す方も多く、単に本をシェアするだけにとどまらず、それぞれの想いもシェアしたり、共感することに本イベントの価値も感じることができました。また、参加者の方からは、自分では手に取らないような分野の書籍に出会う機会にもなるといった声も聞かれました。

実際に、興味を持った本を交換し合う(シェアリングする)方々もいらっしゃり、それに伴い自ずと連絡先なども交換することとなり、人と人の出会いや繋がりのきっかけになります。

今後は、さらに、色々な場所や時間帯でトライアルをしていき、本のシェアリング・イベントの型やテーマを探っていくこと、地域全体でのブック・シェアリングの仕組みづくりに必要なことを検討していきます。