【レポート】水鉄砲バトル大会「ちよだスプラッシュ」をあなたの町でも開催しませんか?

2024年に11月24日・26日に開催された「未来へつなぐ これからのコミュニティヒント展」では、展示に加え交流会も実施しました。

その一つとして11月24日に麹町区民館にて、交流会「水鉄砲バトル大会〈ちよだスプラッシュ〉をあなたの町でも開催しませんか?」を開催しました。

ちよだスプラッシュは、神田猿楽町町会から始まったイベントですが、今年の夏は、富士見地区や麹町地区でも実施されました。交流会では、ちよだスプラッシュの紹介と、こうしたイベントを地域にどう広げつながりを作っていくのかについて意見交換をしました。

活動紹介

最初に、ゲストの井上淑子さん(coloful LABO)、冨山敏行さん(冨多葉、神田猿楽町町会青年部)から、ちよだスプラッシュのについて紹介がありました。

井上淑子さん(coloful LABO)

冨山敏行さん(冨多葉、神田猿楽町町会青年部)

「ちよだスプラッシュ」は、頭に付けたポイを水鉄砲で狙うというルールのチーム戦形式で行われる水鉄砲大会です。

そもそもは、他地域で体験してとても楽しかったので、これを地元でもできないかと考えたことがきっかけでした。2022年に神保町の地域コミュニティ活性化委員会の主催でまずは取り組み、その後、2023年には神田猿楽町町会のイベントとして開催しました。さらに、2024年には、富士見でも水鉄砲バトルをしていたこともあり、富士見や麹町でも開催されるようになってきています。

神田猿楽町会で新しいこのようなイベントを実施するのは、まずは町会の楽しいイベントに地域の人に気軽に参加してもらうことで、町会に入っていない人にも町会活動を身近に感じられる機会になればという考えからです。
また、水を使うイベントであるため、消防団にも協力してもらっています。地域のイベントに消防団も参加することで、地域の人が消防団を知るきっかけになればとも考えています。

さらに、イベントには、正則学園高校や明治大学の学生ボランティアも参加しており、近隣の学校や大学とのコミュニケーションを深める場ともなっています。

また、景品には地域商店の商品とすることで、地元の商店や売っているものを知るきっかけにもなればと思っています。将来的には、景品引換券を活用して地域のお店に足を運んでもらうといったこともできたらとも考えています。

麹町地区の大会では、地元企業のニップンから協力を頂きましたが、企業からの協力を得ることで、地域と企業のつながりが生まれるきっかけにもなると思っています。

今後は、ちよだスプラッシュを全区に広げていけたらと考えており、自分の地域で開催したいという方を募っています。

○神田猿楽町町会での水鉄砲大会の様子
(神田猿楽町36 YouTube チャンネルより)

会場からの質疑応答・意見交換

参加者の方から、運営方法などについて質問が寄せられました。

Q:各地区違う日程でやっているのはなぜか。何か地域ごとの違いはあるのか。

A:ルールは共通で、道具は猿楽町町会のものを使ってもらっている。主催はそれぞれ違い、実質的な運営はそれぞれの人が行っている。

Q:どの年代の人の参加が多い?

A:小学生が一番多く、大人の参加もあるが、大学生ぐらいが一番少ない。

Q:実際に実施する時の負担は?

A:道具は猿楽町からレンタルできるので、場所の確保、当日の運営をお手伝いする人・景品などの準備、消防団に協力依頼するといったことが必要となる。また、WEBでエントリーをしてもらい、トーナメントを組むなどの作業もあるが、全体的にそこまで多くの負担はない。

また、会場からは以下の感想が挙げられました。

  • 自分が子どものころより、ずいぶん色々なところでイベントが実施されている。ちよだスプラッシュはすごくよいイベントで、絶対楽しいと思う。自分も地域の同窓生などと一緒にやってみたい。
  • 和泉橋の地区に住んでいるが、ぜひ、できたらよいと思った。お手伝いをしたいと思う。
  • 飛び地で同じイベントをすることに価値がある。千代田にはそういったイベントが今までなかった。町会主催でやれば地域の活性化にもなる。色々な団体や、町会の人が入り混じって取り組んでいることが増えていると実感しており、ちよラボもご尽力をいただいていると感じている。区としても、色々な団体と町会がコラボしたイベントなども、応援していこうという方向になっていると思う。

最後に、ゲストの井上淑子さんと冨山敏行さんから
「「ちよだスプラッシュ」は今後、神田公園や和泉橋出張所でも開催を目指していますが、各地区で予選大会を開催し、全区大会として区長杯を開催できればと思っています。また、麹町でも町会と連携しての開催や、地域のお祭りとのコラボレーションもできたらと考えています。シニア世代も参加できる「シニアクラス」を新設する予定もあり、幅広い年齢層が楽しめるイベントとして、参加者の幅が広がっていけば嬉しいです。」
と、お話しがあり、終了となりました。

本交流会の様子は、YouTube ちよだコミュニティラボチャンネルで、ご覧いただけす。