千代田区のコミュニティ活動の紹介
千代田区における和食文化・芸術の体験プログラム開発に関する研究
東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科(准教授)加藤理津子さん
千代田区における和食文化・芸術の体験プログラム開発に関する研究
本学が令和元年度~2年度の「千代田学」事業において開発した和食文化体験の拠点を記した「たべチヨダ」を地域資源の循環に活用することを目指し、本学学生と「たべチヨダ」に掲載した店舗が共同でお茶や味噌をテーマとした新商品の開発を行いました。
レストラン1899御茶ノ水(千代田区神田駿河台3-4) 六煎茶セット
神田淡平(千代田区内神田2-13-1)・天野屋(千代田区外神田2-18-15) 江戸味噌せんべい
宝来屋(千代田区九段南2-4-15) うぐいすあんのほうじ茶どら焼き
また、中学生を対象に、食べることを楽しむ心や表現力を育み、和食文化やモノづくりへの興味関心を高めることを目的に新商品を使った和食体験プログラムを実施しました。生徒には、商品開発者である学生から商品開発の過程や店主の想い、商品の説明を聞いた後に試食してもらい、感じたことを食レポ記事とデザイン画にまとめてもらいました。なお、提出されたデザイン画はエコバッグ制作に活用し、環境に配慮した販促グッズとして各店舗で配布していただきました。
本事業は、若い世代の和食文化に対する興味関心を深めただけでなく、地域店舗との交流により千代田区に通学していながら地域を知る機会のなかった生徒や学生にとって地域にある社会資源を探索して発信する力を養う機会となりました。