【開催レポート】ちよだミライ対話「シニアの経験を活かして、社会貢献~NPOシニア大楽による講師デビュー講座」

2020年3月10日に、ちよだミライ対話「シニアの経験を活かして、社会貢献~NPOシニア大楽による講師デビュー講座」を開催しました。12人の参加がありました。

地域参加、社会参加の仕方は色々ありますが、ご自身の経験を「講師」という形で社会に還元するというのも、一つの社会参加です。NPO法人シニア大楽は2021年には、シニア世代が講師として新しいステージに挑戦する“シニア講師デビュー”を応援してきた団体です。400名(9ジャンル)の登録講師陣が、公開講座・講習会・演芸会などを行ってきたことに加え、各自治体・団体からの講演依頼を受けて講師を派遣してきました。
今回、千代田区の豊富な経験をお持ちのシニアの方の地域活動参加のきっかけとしていただければと、本イベントを開催しました。

まず始めに理事長の藤井さんから、シニア大楽の目指すものということでお話がありました。
元気なシニアの社会参加をバックアップするために、シニアの方の経験を「講師」という形社会貢献するためのサポート活動をされていることや、シニアに笑いをということで川柳や笑いをテーマにしたイベントなども開催されていることについての説明がありました。

藤井理事長からのNPO法人シニア大楽の活動についての説明

その後、それぞれ、講師登録されている方から講座のデモンストレーションをして頂きました。
日常の中からの気づきの発見をテーマにされた方、ご自身の体験や趣味、接客業やエンジニアとしての経験などを活かしてテーマにされている方など、講師の方の分野は多彩です。

・加藤祐一さん「災害時に役立つカトー折り」
・小林壽美さん「加齢に負けないフレイル予防」
・社会人落語家 三遊亭遊王さん「落語で楽しむ笑タイム!」
・重田健一さん「旬の野菜と果物で健康生活」
・平井幸雄さん「パワーポイントは講師の命!」

各講師の方の発表の様子

それぞれの方に、講師をしてよかったことをお伺いすると、

  • 色んな方や団体、公民館から声がかかり、発表することがで、そこでのつながりができるのが楽しい
  • 人の前で話をしようと思うと、漠然と思っていたことを論理だてて考える必要があり、それが、自分のフレイル予防となっている
  • 自分の発表をするために、パワーポイントの得意な方にテクニックを教えてもらったりでき、会員同士でお互いの学びになっている
  • 旬の野菜を楽しんでもらいたいという、自分のお伝えしたいことが伝えられる機会があるのがとにかく楽しい

というお話がありました。

また、今回、オンラインでの発表はみなさん初めてということでしたが、こうした発表の仕方や工夫の仕方があるというのを気付かされたよい機会だったという声もありました。

さらに、一般参加者との交流会では、ご自身の経験をうまく魅力的にどなたも講師として伝えているのがすごいと感じた。また、「シニア大楽」の「楽」という意味を少し感じることができたといった感想がありました。

シニア大楽では随時講師登録を募集しているとのことで、千代田区のシニアの方の活躍の場として今後も期待されます。

本ちよだミライ対話での議論は、3/13に開催された「ちよだコミュニティラボライブ!2021」のテーマ「大人が学び続け、新しい機会に出会える千代田をつくるには?」でも、引き続き議論されました。