【レポート】4~6月のオンライン交流会~新型コロナウイルス感染拡大下における交流活動について

ちよだコミュニティラボでは、区内の地域の活動の状況、課題などについて意見交換をする交流会を、オンラインにて4~6月に実施しました。

  • オンライン交流会 (対象 ちよだコミュニティラボライブ!参加団体)
    開催日と参加人数:4/27(5人)、4/28(10人)、5/25(13人)、5/27(9人)
  • 2020年の交流活動の行い方 意見交換会
    開催日と参加人数:6/20(10人)、6/24(6人)

交流会、意見交換会の中では、新型コロナウィルスの感染拡大の状況下での活動の状況を共有すると共に、今の課題や懸念、活動継続に向けての取り組みについて意見交換を行いました。
コミュニティ活動の肝である交流の場やイベントの開催は難しい状況にあります。その中でも、電話、手紙、メッセージ、オンライン会議などでつながりを絶やさないよう連絡を取り合い、様々な模索をしていることがわかりました。

4~5月の交流会の中での、活動の自粛解除となった場合も「活動の再開の判断が難しい」「感染を予防しながらどうやって活動をすればよいか」という声を受けて、6月には「新しい日常での交流活動の行い方」を議題に参加者同士で話し合いました。この話し合いの成果物として、ちよだコミュニティラボでは、新型コロナウイルス感染下における今後の活動を考える上でのヒント、「新型コロナウイルス感染予防をしながら地域の交流活動を考えるために~新しい日常の中で地域の活動実施を考えるポイント」をまとめました。

今後も、地域活動団体のお話をお聞きしながら、感染拡大状況に合わせ新しい日常の中での交流活動について一緒に検討し、挑戦していきたいと考えています。

オンライン交流会での主な意見(千代田のコミュニティの現状など)

①コミュニティ活動について

  • 感染症予防のためイベントなどの活動ができず、これまでの活動の中で作ってきたつながりをどう維持していくのかが大きなテーマとなっている。定期的に行ってきたことで、活動のリズムや継続的な参加ができていたが、それが難しくなっている。
  •  活動そのものでなくても、活動メンバーやサロン参加者の方にお手紙、電話などで連絡や声がけを行うことで、つながり続けている。お電話で近況を聴くと、とても喜んでもらえるので、そのような機会が必要だと感じる。
  • これまでつながっていた人とは電話などの連絡やオンライン会議などでつながりを維持できているが、新しい人とのつながりが難しいと感じている。
  • イベントができないことで、チラシなども作成されず、地域の活動の存在を伝える機会が減っている。その結果、日頃のつながりが弱い人、これまであまり地域活動に参加していなかった人が地域の活動を認識する機会、活動の見学や参加のきっかけとなる機会が減っている。
  • 活動ができない期間は、改めて自分たちの活動の意義や活動内容について見直す機会になった。
  • 今後の活動の検討を行い始めているが、対面の場での開催に対して、コロナ対策への困難さから様子見の団体もある。この先もずっと活動が止まってしまうと、運営メンバーの関心や、やろうというエネルギーも失われ、活動そのものの継続性にも影響するのではないかと懸念している。
  • 団体の活動実施が難しい中で、活動をしている人同士で、「このように考えている」「このように実施している」とお互いに伝え合い励まし合う場があるといい。
  •  千代田区のコミュニティ活動は、在住者だけではなく、在勤者や在学者なども関わっていることも多い。感染防止より在宅勤務が推奨され、千代田区に通う人が減っている状況は、団体の活動の基盤が弱くなる、活動の対象者や時間の見直しなど、活動へも影響もでてくる。

②オンライン利用について

〇オンライン活動の可能性

  • オンライン活動はどこからも参加でき、従来は時間制約があり参加できなかった方(例えば勤務者や子育て中の方など)も参加できるようになるなどの可能性がある。
  • これまでオンライン活動に参加していなかった人も、「交流したい」という気持ちからオンライン利用を始める人は少なくない。実際に参加すると面白く感じる人も多い。オンライン活用の最初の部分だけサポートできれば利用は広がるのではないか。
  • オンラインで既存の活動の全てができる訳ではないが、オンラインでできることを見極め、ある意味で割り切って活動を行うことで、活動の継続につなががるだろう。
  • 今後、長期的な影響が懸念されているので、つながりを守るため、オンライン活動を広がることは大切だろう。

〇オンラインの課題

  • すでに関係性のあるつながりの中ではオンラインは有効だが、新しい人との接点を作るは難しいと感じている。知らない人ばかりの交流会には参加しづらい。
  • オンライン会議は一つの目的に即したプログラムの実施には合理的にできるが、イベント後に個人的なつながりを作ったり、雑談をするなどが難しい。また、雑談や愚痴を言い合うといった面では使いにくいといった面もある。
  • 実活動では活動が周りから見えるが、オンラインは実施されていることが外部から見えにくい。

③コミュニティの新しい可能性

  • 自粛生活で、地域の人が自分暮らしている地域に目を向けている。コミュニティに対する見方の変化してきている可能性もある。
  • 地元のお店と新住民のつながりづくりなど、コロナ自粛をきっかけに新しいつながりも生まれている。コロナという同じ課題を共有する中で、逆に、接点が広がっているケースもある。
  • ただし、こうした状況が地域で起こっていることも、伝わり切れていない状況。