千代田区のコミュニティ活動の紹介

千代田学:創作作品における坂道の研究を通し千代田区の坂を舞台にした短編映画制作

代表者:佐藤克則さん(城西国際大学)

創作作品における坂道の研究を通し千代田区の坂を舞台にした短編映画制作

 千代田区の坂をテーマにした短編映画制作を目的とした今回の研究では、映像作品における坂の扱いや意味に関する分析を土台に、ゼミ学生と共同で実施された。千代田区は名前のついた坂の数が東京23区のなかでは5番目に多い街である。日常にあふれる坂道をモチーフにした短編映画を制作することで、千代田区の景観を捉え直してみるのが目的である。

 千代田区にある坂道の由来を調査し、実際にどういった風景のなかにあるかを実地調査する。また、創作物における坂の研究については、実際の映画作品をメタファーや場面設定という観点から、坂がどのように扱われているかを分析した。研究で得た知見をもとに、短編映画の脚本を執筆。その内容や演出意図に合う坂を探すためにロケハンをゼミ生と共にする。撮影に必要な坂は約15となった。

 実際の撮影は、11月の末から12月にかけて5日間をかけておこなわれた。主人公の不安や落ち込みを坂で表現することや、柔らかな光に包まれた坂を主人公の明るい希望に見立てるなどの演出を施した作品が完成した。

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