千代田区のコミュニティ活動の紹介

千代田学:千代田区から発信するサステナブルファッションの「自分ごと化」

代表者:村瀬 浩貴さん(共立女子大学)

千代田区から発信するサステナブルファッションの「自分ごと化」

本取り組みは、千代田区の居住者、在勤者、在学者(以下「区民」という)にサステナブルファッションを「自分ごと」として捉えていただく啓蒙活動を実施し、その効果を検証した上で、千代田区からSDGs推進の一助となる情報発信・提案を行うものである。
2023年8月8日(火)13:00-16:30に「千代田区で学ぶサステナブルファッション」と題して、講演会およびワークショップを共立女子大学にて開催した。講演会に32名、ワークショップに19名の区民が参加いただいた。講演会は、山梨県立大学の増田貴史特任教授をお招きし、「地域性の復権による衣服の高付加価値化」という演題で、地域の素材を用いて地域で循環する物づくりの新しい形および持続可能社会について解説いただいた。本学の宮武教授からは,廃棄される寸前のジーンズや,産地から出る廃棄物,そして千代田区でも入手可能な様々な日用品廃棄物を材料に用いて,新しい価値を生み出すアップサイクル作品の事例や制作方法について紹介した。さらに,織物廃棄物(捨て耳)を用いたアクセサリーを制作するワークショップを行い,参加者にアップサイクル実践を体験していただいた。事後のアンケートでは80%以上の参加者が本事業を通じてサステナブルファッションに興味を持ち、実際に実践する気持ちが芽生えたと回答しており、本事業の成果を確認できた。

活動紹介動画