【開催レポート】ちよだコミュニティラボライブ!2022

2022年3月12日(土)に「ちよだコミュニティラボライブ!2022」をオンラインにて開催しました。当日は、在住・在勤・在学・地域で活動をしている方など、103人の参加がありました。
今年のコンセプトは「みんなの経験・ノウハウを共有し、新しい活動を共創しよう!」です。12のテーマの対話から、自分の活動や新しい活動、連携する活動のアイデアのヒントとするのが目的です。

冒頭、樋口高顕区長より
「感染拡大によって、コミュニティ活動の基盤となる町会行事やお祭りなどがなかなか思うようにできず、中止や延期等が続いており、心苦しく感じている。一方で、人数を絞ったり、オンラインによる開催を行うなど、感染防止対策を入念に行ったうえで、工夫をして活動される方もいらっしゃることを認識しており、これらのコロナ禍の経験を、活動を見直す機会・チャンスと捉え、今後に向け積極的に前へ進んでいく必要がある。そのためには、区民の皆さんや区内で活動されている皆さん、地域の皆さんの力が不可欠であり、今年のラボライブのテーマの「みんなの経験・ノウハウを共有し、新しい活動を共創しよう!」のように、皆様方の活動経験とノウハウをヒントとして共有・意見交換を行い、これからの活動へのきっかけとしていただきたい」
と挨拶がありました。

樋口高顕区長挨拶

イントロダクションでは、こらから行うテーマ別の対話のイメージを皆さんに知って頂くため、「お祭りの参加」をテーマに、錦町三丁目第一町会の堀井会長にも参加頂き、公開対話を行いました。

オンライン掲示板で、参加者の方より挙げられた「知りたいこと」に対して、「まずは区のHPから自分の住んでいる町会を調べよう」「一斉掃除などに参加をすることで町会の人と顔見知りになりお祭りに参加できた」といったお話を聞くことができました。

対話のセッションでは、以下の12のテーマについて、地域で活動する人、これから始めたい人が、それぞれの経験やノウハウ、知見を持ち寄り話し合いました。

前半の対話のテーマ

オンライン掲示板例

1.地域での活動はどうやって始めたらいい?
~地域で活動を始めるには何から始めたらいいのでしょうか?

2.子どもが安心して参加できるイベントをつくるには?
~子どものイベントは大人対象とは違う難しさがあります。実施する際、何に気を付けたらいいのでしょうか?

3.集いの場(サロン)を始めるには?
~集いの場を自分たちで立ち上げた人は、最初、どのように立ち上げたのでしょうか?

4.参加型の講座をつくるには?
~一方的な講義だけでなく、参加型の講座をつくり、運営するには?

5.まち歩きや地域を知る活動の魅力とは?
~千代田の地域をもっと知ることができる活動とは?
→自分で行うには?

6.オンラインイベントの実施のコツは?
~オンラインイベントを行うための企画・運営のコツは?

後半の対話のテーマ

オンライン掲示板例

7.活動に地域の方の賛同・協力を得るには?
~地域での活動には地域の方の賛同や協力が不可欠。どのように進めていけばいいのだろう?

8.経験豊富な人の知見を活動で活かすには?
~ビジネスや活動の経験豊富な方の知恵を地域でどう活かすことができるだろう?

9.集いの場(サロン、対話)を続けるには?
~集いの場を継続するには、どのような仲間や仕組みが必要なのだろう?

10.大学や企業との協働のイベント・活動を行うには?
~企業や大学と地域が連携して活動をするには、どうしたらいいのか?気を付けることは?

11.冊子やマップ、ウェブ等の情報の編集・制作・発信のコツは?
~活動や地域の情報を発信するには情報の編集や媒体の制作が不可欠。みんな、どのように工夫している?

12.マルシェ、物販のあるイベントを行うには?
~マルシェ、物販を伴うイベントで運営する人が工夫している、気を付けていることは?

また、クロージングセッションでは、コミュニティ総務課長より
本日の議論の中で、コミュニティ活動の情報発信とその受け止め方が課題であることを改めて感じたこと、区役所や町会も発信しているが区民の方が得たい情報にたどり着けないのが実情であることを認識しており、アクセスのしやすさ、つながりやすさが大事であると感じているため、今後検討したい旨が話されました。
また、区のLINEの利用の呼び掛けや、本日のオンライン付箋のような新しいオンラインの取り組みをしつつも、来年は対面での開催を望むという話で、ちよだコミュニティラボライブ!2022が閉会となりました。

参加者の声

  •  コロナ禍で対面での活動やイベントが自粛されている町会や団体(自分の団体も含めて)が多いですが、あらためて地域の関係性を見直し、その中でも取り組めることを前向きに取り組んでいきたいと思いました。
  • 地域社会へ参加する際の窓口や、イベントについて掲載しているサイトについて認識することができた。
  • 街歩き等、自団体が現在行っている活動に応用できる話が聞けておもしろかった。
  • 普段はお話しする機会もない方々とお会いすることができて良かったです。様々な気付きを得られました。
  • いろんな立場の方たちがいて、それぞれの立場での考え、意見が参考になりました。参加者目線で、何が必要なのか、どうしたら参加したくなるのか、連携を模索していけるのか考え直すきっかけとしたいと思います
  • 千代田区内で様々なイベントが行われており、参加できる場がまだありそうだと思いました
  • 地元企業に所属されている方の話を聞き、今後、所属する町会となにかコラボできないか等の新しいアイデアに結びつくようないい機会となりました。
  • いろいろな世代、若い人、現役の人が、街づくりにワクワクしている。この楽しさを、広く大勢の人に(特に、元気で、安定した生活をしているシニア)にお知らせしたいと思いました。
  • 仕事では組織的な交流ばかりでしたが、個人としてもこういった交流対話ができるのは有意義だと思いました。
  • 日頃から、千代田区はお元気な方が多いと感じていましたが、その理由として人とのつながりが多くあることなのでは、と思いました。人とのつながりは健康づくりにも直結するように感じました。