千代田区内の歯科医院における医療連携の現状と医療連携啓発事業の効果について

現在の歯科医療は高度に細分化され、専門性が高まっている。
また患者さんからは専門的な治療を希望する声があがり、全身的な疾患があるために歯科治療が困難になってしまう症例が増える中、医療連携は必須である。
しかし医療連携の現状は地域によって様々であり、従来の方法を見直す必要性が高まっている。
そこで我々は、千代田区内にある歯科医院においてその医療連携の現状を把握し、病院間で円滑かつ密な情報交換が可能になるようなシステムの構築や媒体の作成を目指すためのアンケート調査を試みた。
得られた結果から医療連携推進の媒体を作成・配布し、再度アンケートを実施し効果測定を行うことでより質の高い医療連携によって口腔内のみならず全身の健康増進を最終的な目的としている。

実施者：
日本歯科大学附属病院総合診療科２　小川智久、加藤智崇、前田祐貴 、黒川理佐子、沼部恵茉