トークセッション
オンラインが地域の交流にもたらすこと
10/28 (水) 20:00~21:45 @ オンライン
今年、オンライン交流は一気に広がりました。
暮らしや地域で、オンライン交流は、どのように活かせるのでしょうか?
オンライン交流を「対面のイベントの代わり」に止めるのではなく、時間の融通が利き、子育てや介護をしていてもイベントに参加しやすいなどの参加の機会を広げるものとして、また、新しい地域メディアとして、既存の活動の意味やつながりを見直すものとして、どのように活かしていけるでしょうか?
オンラインの可能性、様々な現場で使いこなすためのコツを経験者から伺い、何ができるか、どのように活かせるか、一緒に考えましょう。
みなさんの経験談、ご質問も歓迎です。ぜひお寄せください。
開催方法:オンライン開催(zoomを利用:顔、音声をオフでも参加できます)
*セキュリティのため、当日のURLは参加登録いただいた方に、前日までにご連絡します。参加登録をお願いします。
対 象:
- 千代田区在住・在勤・在学の方
- オンライン交流を地域活動で活用したい方
- 地域でのつながり、参加に関心ある方
定 員:50名
参加費:無料
プログラム
1)[トークセッション] 地域でのオンライン交流の活用方法と可能性
- 区民の交流活動をオンラインで開催し、感じる可能性は?
中村三千子さん :ちよとも、ちよだ日本語カフェSwan - 教育のオンライン活用の現状とこれからは?
テレワークと地域の良い関係は?
木村智浩さん :㈱ガイアックス チーフカルチャーオフィサー - 会場+オンラインでの交流を始めてみて感じたことは?
関真弓さん(NPO都市住宅とまちづくり研究会)
ファシリテーター:広石拓司(ちよだコミュニティラボ、エンパブリック代表)
2)地域の交流でオンラインを活かすには?
参加者のみなさんの経験、ご意見を持ち寄り、話し合います。
中村三千子さん(ちよとも、ちよだ日本語カフェSwan)
コロナウイルスの感染拡大後、外国人に日本語を教える日本語カフェSwanの活動がストップしてしまった中、特別給付金の受給に苦労している外国人を助けたいという思いから、思い切ってオンラインでの講座を実施しました。頼る先がなかった人たちにとって、オンラインの交流が大きな助けになったと実感しています。オンラインのため、海外に住む人も参加し、千代田区のことを知ってもらえるという新しい可能性も感じています。
また、対面で対話し、ゆるくつながることを目的とした「ちよとも」の活動も、継続するにはオンラインしかないと、オンラインをベースにできることをする方針に切り替えました。その結果、従来は参加していなかった人もオンラインで参加できるなど、思っていた以上の効果があると実感しています。
木村智浩さん(㈱ガイアックス チーフカルチャーオフィサー)
永田町グリッド(コワーキング・ビル)の運営の中で、イベントに多様な人が参加できるように、コロナの前からオンライン活用を企画、実施していました。コロナ感染拡大で休学校の休校やイベントが中止になる中で、いち早くオンラインの活用ノウハウの情報発信や、学校でのオンライン活用サポートに着手しました。オンラインで青森夏祭り(故郷を懐かしむ出身者など5万人が参加)、桂浜水族館のオンライン餌やりなど新しい発想で地域と人を結びつけるオンラインの活用にチャレンジしています。ご自身もまた、現在、奈良に拠点を置き、オンラインを活用し好きな場所で働くという新しいワークスタイルを実践しています。
関真弓さん(NPO都市住宅とまちづくり研究会)
住まいづくり仕事でも、個人の地域活動や町会活動でも、対面でのコミュニケーションが活動の中心でした。しかし、コロナウイルスの感染拡大で、すべての活動がストップしたことを受けて、オンライン・ミーティングを始めました。オンラインであっても顔を見て話せることが有効だと感じています。また、長く継続してきた勉強会を、実会場とオンラインのハイブリッドで実施することにも挑戦。遠方の人や子育て世帯などこれまで参加が難しかった人も参加できることに可能性を感じています。地域で全面的にオンラインを推進するのは難しい面もあると感じていますが、高齢者の方もスマートフォンでお孫さんとラインでやり取りをしているのをみると、少しのサポートがあれば地域のつながりの中にもオンラインがうまく組み入れられると考えています。