【ゼミ 発プロジェクト:レポート】ちよだ広報部 作戦会議 ~地域の情報が伝わる広報を考えよう
2018年2月16日(金)、千代田区役所内の会議室にて、「ちよだ広報部 作戦会議 ~地域の情報が伝わる広報を考えよう」が開催されました。
「ちよだ広報部」プロジェクトは、これからの5年、10年先を見ての地域、千代田区の広報について考え、より充実するための区民としてできるアクションを考えるために発足。
今回は、新しい住民や若い世代に向けた区役所や地域活動の、情報発信やコミュニケーション充実を考えるため、区役所や地域活動の広報における、現状の課題の抽出と、動画などの新しい活用法のアイデア出し、区民からの情報発信の充実などについて、意見交換する会を開催しました。
会場には15名ほどの参加者が。下は大学生の方から上は定年を迎えられた方まで幅広く、千代田区の広報に興味をお持ちの方が集まりました。
まず最初に主催の三浦さんからの挨拶の後、ちよだ広報部の概要についてお話がありました。
ちよだ広報部が目指すのは、区や民間の情報を必要とする方々が町内会などの地域団体に属していなくても、必要な情報を得られるようにすること、知りたい情報が特定の場所に行けば分かるようにする仕組みを作ること。
その背景として、千代田区の現状と課題についての話がありました。
その後、千代田区広報広聴課から、広報の現状と今後について説明がありました。
その後、アイスブレイクも兼ねて参加者一人ひとりの自己紹介へ。
年代も背景も仕事も全く違う皆さんが、「千代田区」という共通点1つで集まられていました。
一通りの自己紹介後は、メインコンテンツのグループワーキングへ。
「グループワーキング」のねらいは以下の通りです。
- 千代田区の広報における現状の課題抽出と課題解決のプレスト方向性出し。
- 区民有志と共に創る、新しい世代への広報(SNS・動画含む)の見直し全般。
- 新住民、旧住民の分け隔てない新たなコミュニケーションに繋がる、 広報情報の配信実施。
3回に分けて開催された1回目のグループワーキングのテーマは「あなたは千代田区の広報マンです。①千代田区に何が足りないと感じますか?②千代田区に何が必要と感じていますか?もしくはあったら嬉しいですか?」というもの。
各グループ、模造紙に記入して頂きましたが、様々な回答が出ました。
▼①千代田区に何が足りないと感じますか?
- 区報の閲読率が7割とは言え、若年層に読まれていない。
- 広報誌の認知度や存在感がまだまだ低い。
- 広報発信にあたり、分析が不足している。
- 作り手が読者側の視点を考えた作りこみをしていない。
- 情報量の制限(文字数)から足りないと感じてしまう。
- 区報のオシャレ度が足りない。若者の興味低い理由はデザインに起因。
- 区報が文字だらけ。文字小さい。内容が堅い。読みづらい。
- 若者に理解出来るような言葉ではない。
- SNS (Facebbok,twitterなど)をもっとうまく活用して貰いたい。
- 若者向けへの変化が求められている。
- 海外向けに実用的な道案内MAPが無い。
▼②千代田区に何が必要と感じていますか?もしくはあったら嬉しいですか?
- 広報誌の面白さ。
- 読者が便利と感じる読み物である必要性がある。
- 読者のニーズを感じて反映してもらえるようにして欲しい。
- 分量が多すぎる中でもまとまりがない(整理されていない) 。
- 税を納めている在勤者視点のサービスが有っても良い。
- 登録しておけば自動的に入って来る自分に関連する情報。
- 必要な人に必要な情報が行く仕組み。
- 発信者を繋ぐ仕組み。
- 子供向け(金魚すくいなど)の縁日的なイベント。
- 民と官とのコラボレーション。
- Twitter, Facebookなどでの、柔らかい情報を掲載して欲しい。
続いて同じグループで開催する2回目のテーマは「あなたは千代田区の広報マンです。①町内会に入らない理由はなぜですか?②千代田に必要な面白い企画案を教えてください!」
各グループからの回答は以下の通りです。
▼①町内会に入らない理由はなぜですか?
- そもそも町内会が何をしてくれるのか分からない。
- 町会の入口(入会方法)が分からない。
- 町会員を募集しているイメージがない。
- 町会が何をしているか知らない。
- 町会の必要性が分からない。
- 町会の目的が分からない。
- 閉鎖的で入っていきにくい。
- そもそも集まりが、めんどくさい。
- 行くと人間関係、労力など。めんどくさいことがある。
- 一生抜けれないイメージ。
- 長く住んでいる人ばかりが内輪中心で敷居が高い。
- 仲間意識が強すぎ新参者が入りづらい。同じ人ばかり来る。
▼②千代田に必要な面白い企画案を教えてください!
- お掃除すると住民特典があるなど。
- 子供や若者向けのイベントが無いと感じる。
- 開かれた町会のイベント(全町会集合してのお祭り) 。
- 何をやっているのかを皆で駄弁る会。
- 広いコミュニティ範囲で町会長が誰か、町会員が誰か顔写真や連絡先を可視化・公開してはどうか。
- 地元ならではの面白い情報配信。街歩き、お薦めのグルメ、道案内→閲読者を増やしたい。
- 他区の分析を通じて区民のニーズを掴む。対象を区民に絞らない。(在勤・在学も視野に)
- 区報GETオリエンテーリング。23区の区報を1日で どれだけ集められるか。
いよいよ、最後の3回目。テーマは「あなたは千代田区の広報マンです。①あなたの経験をどのように広報に活かせますか?②あなたは広報部で、ずばり何をしたいですか?」です。
各グループからの回答は以下の通りでした。
▼①あなたの経験をどのように広報に活かせますか?
- 同じようなポータルサイトがあり過ぎるから整理がしたい。
- イベントの横連携。
- ホームページにおいて一方的な配信ではなく発信側と見る側と双方向の意見を集約出来る仕組みづくり。
- 企業や人を巻き込む。勧誘する。
- 区民アンケート、集計分析。
- 駐在員へのアプローチ。
- 大学、専門学校へのアプローチ。学生との繋がりを持てる。
- 若者に対して就活が有利になった経験伝達(成功体験) 。
- 坂道、裏道の情報共有。
▼②あなたは広報部で、ずばり何をしたいですか?
- 千代田区の課題に即した企画。
- 広報マン(大変さをPR)のドキュメンタリーが創りたい。
- 外国人向けのコピーワーク。
- 千代田区のゆるきゃら制作。
最後に、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の担当者さまから、地域広報お役立てアプリの紹介があり、会は終了しました。
最後まで笑い声が絶えず、終わってからも参加者の皆さん同士で連絡先交換をしているのが印象的な会でした。
ちよだ広報部の活動に興味をお持ちの方は、下記フォームにてご連絡くださいませ。
※3/16「ちよだ広報部作戦会議」申し込みフォームになっておりますが、必要事項と併せて「参加動機・期待すること・質問など」の枠に自己紹介や志望動機、質問などをご記入の上、「送信ボタン」を押してください。
https://chiyolab.jp/archives/3220
今後も、ちよだ広報部の活動を是非、お見守りくださいませ。