公開対話「これからの千代田のコミュニティのこと」 テーマ紹介(前編)
9月10日開催の公開対話「聴こう 話そう!これからの千代田のコミュニティのこと」では、6つの対話テーマを用意しています。このテーマはゼミ参加者のみなさんが、日頃の生活で感じている問題意識から生まれてきたものです。
ゼミ参加者のみなさんの問題意識、問いかけたいことをご紹介します!
1)育児・外遊び・習い事などを助け合えるには?
千代田区は待機児童ゼロなど、子育て支援策が充実していることで有名です。
ただ、急増する人口の分布と公共施設のバランスから、保育園や学校がすぐ近くのとこに入れるとは限らず、人によっては自宅から地下鉄3駅離れた場所になってしまうこともあります。そうすると、保育園で知り合う親子がご近所ではないことも多くあります。同じマンションや近隣マンションに子育て世帯がいても、知り合う機会がありません。ご近所に、自分の子供と同年代の家族がなかなか出会えず、子育ての悩みやお得情報などを分かち合える人に見つけられません。区内では色々な子どもの活動やお祭りなどがあるにも関わらず、その情報にアクセスできない人も多いのです。
また、共働きの世帯では、平日夕方に子どもを外で遊ばせるのも難しくなります。さらに、習い事も必ずしも近所にはないので少し離れたところに通わせる必要も生じます。
子育て世代同士がご近所で知り合い、情報を共有するには? 子育て世帯とシニア世帯がつながり、助け合いができないか? 子どもが好きな高齢者が忙しい夫婦の子どもの送迎を手伝えないか?など、
地域で子育てしていける地域になるための関係やコミュニティを実現するには何が必要か。どうしたらできるか話し合います。
今、自分が苦労していること、自分の子育て経験など、都心地域での子育ての課題と可能性を話し合ってみませんか?
2)高齢者も健康に安心して暮らせる環境とは?
高層マンションで、セキュリティやサービスの良い部屋があれば、安心な老後を過ごせるのか?
高齢者の健康に重要なのは「社会参加」だと様々な研究で明らかになっています。千代田区では、マンション住まいの高齢者が急増しています。セキュリティはしっかりしていますが、その分、自分から動かないと、周りとの関係性はなかなかできません。千代田区には豊かな経験を持つ高齢者がたくさんいます。その方たちが経験を活かして地域でつながりを持って、充実した健康な日々を過ごせるようになるには、何が大切でしょうか?
また、大地震などの災害時に高層マンションで一人暮らしの高齢者の方は自力で逃げ出せるのか、また、けがや急病の時にはどうしたらいいのか? 高齢者を住民たちで見守り、助ける仕組みは、どのようなことが可能でしょうか?
さらに、外出を考えてみると、千代田区は区内の移動支援として自転車をシェアするサイクルポートをいち早く導入しましたが、それと同じように、高齢者や障がい者が自宅近くや訪問先で気軽に車いすを使えたら、もっと行動範囲やできることが広がるのではないでしょうか? 超高齢社会において、活き活きと暮らしていくのに必要なことは何でしょうか?
家族のこと、ご自身のこれから、介助経験、健康づくりの秘訣など、それぞれの経験を持ち寄り、高齢者が健康で暮らしやすくあるには何が大切か、一緒に考えませんか?
公開対話 参加者募集中!
聴こう、話そう これからの千代田のコミュニティのこと
~ あなたの経験や考えを地域づくり活動に役立ててみませんか?
千代田区に住む人、通う人たちが集まり、子育て環境、高齢者の健康、会社員の地域参加、地域のつながりなどのテーマについて、自分の暮らしや仕事に良い環境を整えるために、何が大切で、どうしていけばいいか、話し合う対話を開催します。
多様な立場・世代の方が集う場で、伝統と最新の同居する千代田区ならではのコミュニティを一緒に考えていきます。
ご自身の経験や考えを、これからの都心の地域づくりに役立ててみませんか?