新型コロナウイルス感染拡大によって運動会や文化行事、修学旅行、展示会など様々な行事やイベントが中止や規模縮小になったことは、子供たちにも大きな影響を与えています。子供たちの楽しみや思い出が減ることに加えて、様々な形で自分を表現したり、一つのものを共同作業でつくったり、体感や感性を伸ばしたりする機会が失われてしまっています。ただし、学校は子供や保護者の感染症対策が求められ、授業も思うようにできないなど大変な状況にあります。
しかし、千代田は、豊富な知識やスキルを持った人が集まっている街です。自分たちの持っているものを子供たちのためにもっと活かせるのではないか、ビジネスパーソンにも区民にも、そんな思いを持っている方も多いでしょう。
地域に眠っている力を子供たちのために集め、新しい学び・体験の機会をつくりませんか? 子供の機会について考えている保護者や教育関係者の方も、ご自身の企画がある方も、何か手伝えないかと思っている方も歓迎です。一緒に考えましょう。
対話の内容
<まとめ>
・様々な職業の人が集まる千代田区だからこそ、仕事に触れる機会を増やせる。
・学校と地域の繋がりを強くするなど、情報をつかみやすくする環境が必要。
・子どもたちはどんなことに興味があるのか、しっかりと調べていくことが大事。
<話題提供者の問いかけ>
◎村上史郎さん 村上沙織さん 就学準備教室りりーふ
「千代田子ども芸術祭2021、つくりませんか?」
子供が表現者として演劇に触れていくだけでなく、区のお祭りとして新しいまちづくりのプロトタイプとして、一つの場所に地域の中の様々な企業が集まって時間を過ごす実験的な場になっていくのではないかと考えています。
◎脊尾大雅さん 秋葉原社会保険労務士事務所
「区内の中小企業は子供たちのため何ができる?」
住んでいる人、働いてる人など千代田に関わっている人たちが区に関わっていくために、子供達の職業体験ができるような機会が作れたら良いのではないかと考えています。
<主な意見>
・千代田はいろんな職業の人が集まってくるだけでなく、区のために自分たちにできることはないかと考えている人たちも多いと思います。
・新しい技術や文化に触れられる環境があって、子供も興味があるにも関わらず、親が新しいものを受け入れることに抵抗感を示してしまうこともあるという話を聞きました。親の代わりに子供の可能性を引き出してあげられる機会があればと思いました。
・地域は学校と地域の繋がりが強いことが特徴。地域活動との接点も持ちやすいのではないかと思います。
・夏休みなどの長期休みを使って、区全体で子供達の教育に対して何かできたら可能性は無限大になっていくと思います。
・千代田区の中では様々な活動ができるというメリットはあるが、情報が掴みにくいところもあります。みんなで作り上げていくことに意味があるイベントなどは特に過程に参加することがすごく良い経験になると思います。
・機会を作っていくためにはとにかくやってみる、ということが大事です。熱意と継続とお節介力があれば必然的に繋がっていくと思います。
・区で子供を育てていくという文化をどう残せるかが勝負だと思います。単発的なイベントも大事にしながらも、それを継続して千代田区全体で子供との繋がりができてきたら良いと思います。