感染症の拡大によって急速に広がった「テレワーク」は、千代田の地域にも暮らす人・働く人にも大きな影響を与えています。
テレワークが定着することで働き方やオフィスのあり方を見直す動きも始まっています。在勤者がオフィスに来る機会が減ることによって、オフィスの中で生まれていた人間関係も、在勤者とオフィスのある街ともつながりも薄れてしまうかもしれません。
さらに、暮らす人にとってもテレワークの拡大は時間の使い方、ライフスタイルに大きな影響を与えています。自宅の過ごし方、住んでいる身近な場所に対する考え方も変わってきているでしょう。
テレワークが千代田の暮らし・仕事、地域に与える影響を、それぞれの立場から意見を出し合い、話し合ってみませんか?
対話の内容
<まとめ>
・テレワークになったからこそ、リアルな現場(ハレの日)の価値が高まっているのではないか。
・そうした時に千代田区は皇居や文化的な背景の豊かさもあり、ハレの日を過ごす価値が高い。
・千代田だからこそできる「ハレの日」の過ごし方を提案していきたい
<話題提供者の問いかけ>
◎木村倫太郎さん (有)神田豊島屋 取締役社長
「千代田区に事務所を構えることの価値はどんなものか?」
テレワーク時代になり、出社率が減る中で、千代田区にオフィスがある・千代田区で働く事の価値はどのようなものがあるのだろうか。千代田区で酒屋とテナントを営む側からすると、外からくる人にとっての価値を改めて考えたい。
◎丑田俊輔さん(ビデオ参加)ハバタク (株)代表取締役 プラットフォームサービス(株) 取締役
「他地域と千代田区の接点を有機的に活かすには?」
千代田区で働いている人と話す機会は多くなかったが、エリアを超えて、千代田の価値を発見していきたい。企業が縁を持っている地域同士と有機的につながると地方と千代田で新しい出会いが生まれるのではないだろうか。
◎林昌明さん(ビデオ参加) Chee’s
「地域活動を通じて千代田の使い方を改めて提案していくには?」
地域活動に参加することでQOLが向上するのではないか。地域活動を通じてお祭りや面白いことを体験できる。そうした経験を千代田の方々にももっと提案し、千代田の楽しみ方を体感してもらいたい。
<主な意見>
・大学もオンライン授業になり、大学生が千代田区に行くことがほとんどなくなった。次年度からは対面授業が再開されるため、学生が大学に通学する動機としての千代田の魅力が重要なのではないか。
・テレワークになり、自分が住んでいる場所の日常生活、身近なところの生活を楽しめるようになっている。その切り口で改めて千代田区を見つめなおすと町とのかかわり方が変わっていくのではないだろうか。
・リアルの魅力をもう一度再定義するとどうなるのか。隙間時間や、授業の合間の時間など、ちょっとした雑談や交流がリアルの魅力になるのではないか。そこから信頼関係が生まれていくのではないか。
・オンラインではなく、わざわざ行くことの価値は「ついでに何をするか」。千代田区の町の歴史や文化に触れる機会があるといいのではないか。
問いかける人(話題提供者)
在勤者が地域とつながり続けるには?
テレワークを活かした新しいライフスタイルは?
これから千代田区で働く価値を高めるには?
Chee’s 林昌明さん紹介 ~3月8日「テレワークになっても在勤者が地域コミュニティに参加するには?にて
丑田俊輔さん(ハバタク(株)取締役 プラットフォームサービス(株)取締役) ~3月8日「地域交流、コワーキング活用、二拠点生活など、テレワークを活かす新しいライフスタイルを考えよう!」にて