本イベントは、千代田区の後援名義を得て、地域に暮らす子どもたちが、身近な場所で世界の多様性に触れ、自分とは異なる文化や価値観を自然に受け入れられる環境をつくることを目的としています。

小学生の段階で、異文化を「遠いもの」ではなく「体験できる現実」として捉えてもらうことで、将来的に他者への理解や共生の姿勢が育まれると考えています。

また、保護者の方々が映画祭に参加しつつ、子どもたちはワークショップを楽しめる構成にすることで、地域全体が国際交流を共有できる場をつくりたいと考えています。大学・地域住民・大使館・高校生・大学生が一堂に会する機会は必ずしも多くありませんが、こうした協働が連続的に生まれれば、千代田区が掲げる「国際平和都市」としての理念も、より市民に浸透していくはずです。

最終的には、子どもたちがこの経験を通じて「世界に興味を持つきっかけ」を手にし、地域としても「日常の中に国際交流が存在するまち」へと発展していくことを期待しています。