日比谷図書文化館 主催

略奪文化財のいまを考える② 文化財を通して見る日本社会と韓国・朝鮮

■開催概要

タイトル
略奪文化財のいまを考える② 文化財を通して見る日本社会と韓国・朝鮮
日時
2024年12月20日(金) 19:00 – 21:00
会場
日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール
定員
200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
費用
参加費:1,000円

■参加申込

申込方法
電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)、お申し込みフォームいずれかにて、下記の情報をご連絡ください。①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、④メールアドレス(「お申し込みフォーム」からの場合)*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
問合せ先
日比谷図書文化館
[ご連絡先]03-3502-3340

 

 

■内容

近現代の世界史が積み残した戦争や植民地支配の清算という根底的な課題を踏まえつつ、法律や政治外交といった専門の枠を越えた包括的な解決への道筋を探るシリーズ「略奪文化財のいまを考える」。

シリーズ第2回は日本に最も近い朝鮮半島との関係に光を当てます。植民地時代の朝鮮では、日本人主導で文化財の調査研究、収集、売買取引が様々なかたちで進められました。同時代の朝鮮の人々はそれをどう受けとめたのか、日本に渡った多くの朝鮮由来の文化財はどんな歩みをたどったのか、日本と朝鮮・韓国の人々の未来のためには文化財とどう向き合うべきなのか――。この問題を扱う『〈負の遺産〉を架け橋に』(ころから)を7月に刊行した著者の外村大さん・長澤裕子さんを迎え、講演とパネルディスカッションで理解を深めます。

講 師
外村 大(東京大学大学院総合文化研究科教授)
1988年早稲田大学第一文学部卒業、1995年早稲田大学文学研究科博士課程中退、2002年、博士(文学、早稲田大学)。日本近現代史、植民地期の朝鮮について研究している。著書に『朝鮮人強制連行』(岩波書店、2012年)、『在日朝鮮人社会の歴史学的研究』(緑蔭書房、2004年)。

講 師
長澤 裕子(早稲田大学国際和解学研究所・招聘研究員)
2007年、高麗大学校大学院政治外交学科終了(政治学博士)、元東京大学大学院総合文化研究科・特任准教授。外村大氏との共著『〈負の遺産〉を架け橋に』(ころから、2024年)のほかに、日韓国交正常化と賠償政策、歴史認識に関する論文を発表してきた。

モデレーター
郷原 信之(日本経済新聞社デスク)
1999年東京大学文学部卒。2001年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、日本経済新聞社入社。東京都庁クラブ、千葉支局を経て文化部(現・文化グループ)勤務。歴史、思想、文芸、美術などの分野を取材。現在は朝刊文化面担当デスク。共著に『日経 五つ星の美術館』(日本経済新聞出版、2007)。「略奪文化財のいまを考える」シリーズ第1回目の講師。

■主催者からのメッセージ

日本と朝鮮・韓国の人々の未来のためには文化財とどう向き合うべきなのか、講演とパネルディスカッションで理解を深めます。