マンション暮らしで地震が起きたら?

千代田区は、全域で地区内残留地区、つまり地震が発生してもすぐに避難せず自宅・事業所に留まるよう促されている地域です。
もし自自宅内に被害があったとしても、建物に目立った被害がない場合は、すぐに避難をしない方が安全なのです。

ですから、震災が来た時にも自宅で留まれるために、日頃からの準備、訓練や関係づくりが大切になります。
では、どうしたらいいのか?

そのヒントとなる冊子が、まちみらい千代田の発行している「大ナマズにご用心!~ 震災対策を知りましょう」です。

この冊子は、災害発生時のマンションコミュニティの重要性、地域町会や指定避難所との関係、さまざまな支援制度など、マンションでの防災対策についてわかりやすく説明したものです。

マンションで備蓄しておいたほうがいいもの、避難時の心得などのほか、マンションならではの自宅滞留対策や防災対策や千代田区の地域特性などを、7つの「知る」をテーマにまとめています。

区役所の窓口などに置いてあるのに加えて、PDF版をこちらからご覧になれます。

いざという時に『自助』と『協助』を進めるための知識を蓄えましょう。

ちなみに、日本では、古くから、大ナマズが地下で暴れて地震が発生すると信じられていました。江戸時代に起きた安政の大地震の後には、身を守るお守りや不安を除くまじないとして、多くの鯰絵が出版されました。
この小冊子は、マンションにお住まいの方を対象とした現代版の鯰絵を目指して作成されたそうです。

***

また、まちみらい千代田のホームページには、「千代田区マンション防災の物語り」(まちみらい千代田HP CHIYODA DAY’S  STORY  VOL.4)が掲載されています。マンションならではの心配事が紹介されていますので、こちらもマンション防災のヒントになるでしょう。