■ポコラート全国公募展とは
「ポコラート全国公募展」は、障害の有無・年齢・経験を問わず、幅広い方が応募した約1,000点もの作品の中から厳選された、約100点の入選作品が展示されます。絵画や彫刻だけでなく、身体や音を使った表現など、さまざまな作品をご覧いただけます。あなたの「はじめて」に出会えるかもしれません。

本展は「ポコラート全国公募vol.9」において全国各地から寄せられた1007点から入選した146点の珠玉の作品をご覧いただける展覧会です。
クリエイティブ業界の第一線で活躍する審査員と公募作品の一斉公開の来場者による厳しい選考を経て入選を果たした作品の数々。どの作品も作者の障害の有無や経験・年齢を問わず、表現そのものを評価され、厳選されたものです。

■「見る」「体験する」展覧会
本展は、主に2つの機会を提供しています。1つ目は、「見る」機会。絵画・彫刻・写真などの「作品部門」に入選した作品の展示を「見て」いたただけます。
2つ目は、「体験する」機会。パフォーマンスなど身体や音を使った「形にならない表現部門」に入選した3企画の内2企画を、それぞれイベントとして体験・参加することができます。また、アーティストトークや審査員トークでは、作品についてより深く知っていただけます。
ポコラートならではの、作品を「見る」機会、そして「体験する」機会をぜひお楽しみください。

■作品と向き合い、対話する
本展に展示された作品は絵画や彫刻だけではありません。日々の記録となる日記や家計簿、延々と連なるビーズや編み物など、さまざまな表現形式で制作されています。それらは作者を取り巻く環境や人、もの、向き合った時間などあらゆる状況が折り重なって生まれたものです。
作品を見る際は、その色や形、質感などだけでなく、「作品がどのように生まれたか」を想像することで、より深く鑑賞することができます。ぜひ会場で、一点一点とじっくりと向き合い、作品との対話を楽しんでみてください。