【お役立ち情報】DNPプラザに訪問しました!

市ヶ谷にあるDNPプラザにおじゃまして、担当の岩本さんと川上さんにお話をお伺いしました。

DNPプラザって?

「DNPプラザ」は、大日本印刷株式会社(DNP)が運営する施設です。DNPといえば「紙の印刷」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、現在は、エレクトロニクス分野やヘルスケア分野、メタバースまで、幅広い製品・サービスを展開しています。
そんなDNPが、生活者と直接つながり、声を聞き、共に未来をつくる場として開設したのがこのDNPプラザです。コンセプトは「みなさんの「声」に耳を傾けながら、未来をもっと便利に、快適にする製品やサービスをいっしょに考え、カタチにする」オープンイノベーション施設。
企業のショールームではなく、「共創の場」として、生活者との対話を深めることで、これからの社会における新しい価値を生み出していこうとしています。

施設内には「問いカフェ」や「外堀書店」もあり、誰でも気軽に利用することができます。そこには、未来について考える仕掛けがたくさんあり、面白そうな書籍もたくさん。
また、展示や色々なイベントも随時開催されており、おじゃました日は「見かたを変える、ふしぎな恐竜展2025」が開催されていました。

DNPプラザが目指すものは?~「生活者の声」から始まる価値づくり

DNPプラザの最大の特徴は、「生活者の声を起点に価値をつくっていく」という姿勢です。展示やイベントなどを通して、また、交流の機会を通して、新しいものを作っていこうと色々な仕掛けをされています。

誰もが参加できる交流会である「いちがや喫茶部」は、地域にお住いの人、学生、働く人が集い、“ゆるく”つながる場として開催されてきました。そこから新しいイベント企画などもできたそうです。
※残念ながら、いちがや喫茶部は、2025年9月末でお休みとなります。

これまで共創によって創出されたサービスや製品などの発表の場として活用することもあり、メタバースを用いた新しい行政サービスの発表会なども今後企画されているそうです。

開催されるイベントも、哲学、演劇、キャリア、カルチャーなど分野は様々で、また、武蔵野美術大学の蔵書を活用した「みんなの問いの文庫」など、ここに来た人が、社会に対する新しい視点を得られるような取組みにも力を入れています。

地域活動との連携の可能性~「一緒に考える」から始まる共創のかたち

DNPプラザの担当の岩本さんと川上さんは、地域の活動とも、”DNPの考える未来”とつなげてた協働ができないかと考えています。ただし、連携するためには、DNPの考える未来の方向性と何らかの形でつながるテーマであることがポイントとのことです。
DNPの社員も「生活者」であり、地域の課題に関心を持つ人も多くいます。社員が参加できるようなテーマにすることで、企業と地域の垣根を越えた対話が生まれ、そこから「新しい何か」が生まれたらと期待されています。
現在、千代田区の取組みである「ちよだイズム」から立ち上がったジェンダーに関する活動と対話イベントを企画中とのこと。DNPとしても、D&Iの推進や対話する文化を広げたいということから、この連携を実験的に取り組んでいるそうです。
また、ITを用いた社会課題解決や、地域独自の文化を継承する取り組みなどのテーマで、連携の可能性もあるのでは、と話されていました。

岩本さんも、川上さんご自身も、どんなことから新しい価値が生まれるのかと、模索中とのこと。まずは「こんなことをやってみたい」「こんなテーマで話してみたい」をご相談いただくことから、始まることもあるのではとも、お考えです。

素敵なスペースでもあり、楽しいイベントなども開催されていまので、まずはお気軽にDNPプラザを訪れてみてはいかがでしょうか。

担当の岩本さんと川上さん

【DNPプラザの詳細はサイトをご覧ください】
■DNPプラザのWEBサイト
https://dnp-plaza.jp/index.html
■営業時間 10:00~20:00
休館日 日曜日・年末年始・施設点検日