千代田区のコミュニティ活動の紹介
自然災害発生時における大学を拠点とした帰宅困難者支援に関する研究~学生版KUG(帰宅困難者支援施設運営ゲーム)の開発
東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科(教授)酒井治子 さん/大妻女子大学短期大学部 家政科(教授)下坂智恵 さん/共立女子大学文芸学部文芸学科(准教授)近藤壮さん/法政大学法学部法律学科(教授)伊藤マモル さん
自然災害発生時における大学を拠点とした帰宅困難者支援に関する研究(1)学生版KUG(帰宅困難者支援施設運営ゲーム)の開発
近年、首都圏においても直下型地震やゲリラ豪雨などの予測困難な大規模自然災害が発生し、対策も行われてきている。千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアムの5大学・2短期大学を含む大学では、千代田区と『大規模災害時における協力体制に関する基本協定』を締結し、大学が対応可能な範囲で「区民や一般の帰宅困難者の受け入れ」、及び「情報・食糧・飲料水などの提供」などの使命を担うことになっている。
そこで、今年度の目的は、各大学の施設運営に関する計画や災害対応体制の再構築に関する課題を明確化し、災害復興や防災対策に役立てるために、千代田区における過去の災害の記録や記憶、また、防災に必要な情報・用品等をアーカイブ化することである。さらに、千代田区における災害対策・危機管理政策経営に資する大学版の帰宅困難者支援施設運営ゲームの開発のための基礎資料を得ることをめざしている。そのために、①千代田区における過去の自然災害の歴史記録の集積(写真A)と、防災に必要な情報・用品等のデータ収集、②帰宅困難者支援施設の健康管理、③帰宅困難者支援施設運営ゲームの体験会&学生ファッシリテーター養成会等(写真B)の活動を進めている。
実施者(大学、教室、研究者):東京家政学院大学 人間栄養学部 酒井治子,
共立女子大学 文芸学部 文芸学科 近藤 壮