どんどん変化し、新しい領域も広がっている社会において、生涯に渡って学び続けることが欠かせなくなっています。ただ、大人が学ぶのは、受験のための勉強やビジネスのための研修ではなく、自分を豊かにするため。身近な地域を改めて知ったり、ビジネスとは異なる考え方をできるようになることで、新しい機会が広がるでしょう。同時に、学ぶ場に集うことで同じ目的を持つ仲間を見つけ、共に学び、新しいことを始めることも学びの楽しさです。
また、経験豊富な大人は、ただ教えてもらう存在ではなく、自分の経験を伝え、他の方の学びを促すこともできます。誰かに伝えようとするからこそ、自分を見直し、自分の経験の意味を再発見できます。
大人の学びには様々な可能性があります。大人の学びの楽しさとは何か、学びから仲間をどう広げ、持続できるグループにし、どう社会貢献につなげていけるのか、一緒に話しませんか?
対話の内容
<まとめ>
・学んだことを地域に還元していくことが大切
・このような機会に横のネットワークを作れるようにしたい
・活動者同士が結びつくことで新たな活動やパワーアップにつながる
<話題提供者の問いかけ>
◎山本瑠未さん ちよだ生涯学習カレッジ
「生涯学習(ちよカレ)を地域で活かすには?」
ちよカレの特色を多くの人に知ってもらい、楽しみながら学んだことを地域に還元するには?きっかけを継続へ繋げたり、同じ目的を持つ仲間とつながるには?
◎今井悠人さん 作業療法士
「健康づくりの自主活動を立ち上げるには?」
高齢者への運動教室がコロナの影響でなくなり、人との繋がりが薄れてしまっている。そういった集いの場は学びの場でもあり、そういった場を今後も作っていきたい。
◎藤井敬三さん NPO法人 シニア大楽
「自分の経験を活かし、講師として活躍しよう」
社会の財産である高齢者の経験・知識を生涯学習の送り手として活用するため、学習して市民目線の講師として活躍してもらっている。
<主な意見>
・コロナで対面が難しくなって、デジタルも使う機会が増えてきました。
・現在シニア大楽に通っています。来年は学んだことを地域に還元していきたいです。
・自分たちの活動の紹介の場だけではなく、活動者同士が結びついて新しい活動やパワーアップにつながるような、次に進めるフォローアップが必要です。
・テーマに対して、いつも同じようなメンバーが集まってしまう状況なので、テーマやキーワードの設定方法を工夫すべきかと自戒を込めて考え直しています。
・皆様の学びの成果を発信する場所としてシニア大楽をつかっていただきたいです。
・このような機会に横のネットワークを作る方法を考えていきたいです。それぞれの力の相乗効果は出せないのかと、考えます。
・現役世代を地域にどうまきこんだらよいでしょうか。
・ライトで、頻度が高い共有の場があったら良いです。
・団体(グループ)間でのコラボが必要だと感じました。
・千代田区は日本でも特別な位置付けにある区です。各々の活動が、より大義に活かされるものとして活動していく必要を感じます。互いが互いの立場を思いやる心が大切と考えます。