主催 千代田こどもの芸術祭(就学準備教室りりーふ)
【取材レポート】「千代田こども縁日」体験レポート
ちよだコミュニティラボ事務局インターン学生スタッフが、8月に開催された「千代田こども縁日 」にボランティア体験をしてきました。その様子をレポートします。
開催内容
2022年8月28日(日)10:30~16:00、万世橋区民館の7階8階を貸し切って、「千代田こども縁日」が開催されました。
当日は、スーパーボールすくい、くじびき、射的といったアクティビティ系や買い物ができるアートマルシェ、子ども演劇などのアート系の出し物が開催され、地域のこども連れの方や、こども縁日での運営側として参加しているこどもたちや大人の方など、約350人もの来場がありました。
コロナ渦によって減少してしまったこどもたちの遊び場や体験の場。
千代田こども縁日は、そんな中「今しかないこども時代を楽しんでほしい!」という「就学準備教室りりーふ」の村上沙織さん、村上史郎さんの考えのもと、千代田こどもの芸術祭の一つのプログラムとして、2021年から行っています。
色々な関わりのできる「千代田こども縁日」!
千代田こども縁日の特徴は、色々な形でこどもも大人もこのイベントに関われることです。
千代田こどもの芸術祭の求めるイベントの形である「~こどもによる こどものための 楽しいお祭り~」の言葉どおり、こども自身がイベントの運営を担うこともでき、自分の関わりたい役割で縁日に参加することができます。
<こどもの関わり方>
1.こどもプランナー&アクター
こども演劇に演者や裏方として参加します。今回の「妖怪戦隊 チヨダック」に参加したこどもたちは、約一か月前からこども演劇の練習や舞台で使う美術制作を行いました。
2.キャスト
当日アートマルシェやそれぞれの出し物の店番を担当します。
アートマルシェのキャストとして参加するこどもは、自分が作った作品を展示し、当日来たお客さんに販売するという、接客を体験することができます。
(1,2は年中児童から中学生までが対象です。)
3.当日のゲスト
お客さんとして当日の出し物を楽しめます。
<大人の関わり方>
千代田こども縁日ではこどもたちをサポートする「大人プランナー」がイベントの運営に携わっています。この大人プランナーには「就学準備教室りりーふ」「千代田区社会福祉協議会協力ボランティアちよとも」などの地域の活動団体の方、学生のボランティア団体などの大学生など様々な年齢層の方が関わっています。
大人プランナーは当日と当日までのこどもプランナーとの劇の準備や会場設置などを行います。こどもたちがどのような出し物をしたいのか、それを誰が担当するのかなどもあらかじめ入念に計画がなされ、当日の決められたシフトでこどもも大人も動きました。
私も大人サブプランナーとして、当日はこども写真館、一階案内、射的屋さんでの運営のお手伝いをさせていただきました。当日でのおとなプランナーの仕事はこどもプランナーと店番をするこどもキャストのサポートです。お仕事の説明を行い、こどもたちがお仕事になれるまで一緒にやります。慣れてくると始めは指示を受けて動いていたこどもたちも自分から積極的にお客さんに話かけたり、自分の役割を理解して動いてくれるようになりました。
また、こどもたちが主体的に楽しめる場をつくるうえでも、どこからを一人でやってもらうか、という役割の線引きをどこにするか、というセンスも大人プランナーは問われる場であると感じました。