マンション・コミュニティ・ゼミ2018 シェアリング@千代田

基礎編5 町をシェアしよう

2018年9月2日(日) 13:30~16:00

会場:千代田区役所 4階 401会議室

住む場所を決める時、多くの場合は、交通の便や価格・部屋の好みなどが決め手になります。
一方で、同じような通勤時間や価格帯・部屋のレイアウトの場合、住む町を選んでいる時は、その町の何かに惹かれていることが多いでしょう。

その町に住むことに誇りを持っていたり、愛着がある人も少なくないはず。

しかし、昨今はマンションも多く、ただ住んでいるだけだと、町の一員であることを実感する機会は少ないもの。そして、町を利用していても、そのメリットを完全に享受できていないことも多々あります。

町に住むということは、その町の歴史や文化や人々とのつながりを活用できる権利を得ることでもあります。
奉仕や貢献としての地域への参加ではなく、地域にある色々なものを自分のものとして活かすことで、自らの暮らしを更に豊かにすることができるかもしれません。
町の歴史や文化を知っておくことで、通勤や散歩途中の時間をより豊かにすることもできます。
町の中の防災対策を知っておくことで暮らしの中の不安も少なくなるでしょう。

今回は、こうした「町に住む」上で、できるシェアについて、皆さんに考えてもらいたいと思います。

ゲストにお迎えする神田公園地区連合町会 会長、司町一丁目町会 会長 坂井 重正さんからは、町に古くから住んでいる方々が、自分たちが神田の町について知っていることをシェアしたいというコンセプトで生まれた「KANDA住みこなしガイドブック」についてのお話を、四番町町会 会長 杉田 宗一さんからは、四番町の歴史や情報を知って欲しいという思いから生まれた「四番町防災と町の歴史」についてのお話をして頂きます。

共に、出版社が発行したものとは異なり、町に住む方々が自分たちが大事にしているものをシェアしようとしている点がユニークです。

区内での活動団体としてご登壇頂く渡辺 美鈴さんが主催するCCxTOKYOは、普段から東京に住む人が、訪日観光客を中心として東京に来た方にディープな東京を伝えたいという思いから、町をガイドしています。

町のガイドも、町のシェアの一つの形。
具体的に、どのような場所をどのようにガイドしているかお話を伺います。

今回は、以上のゲスト3人のお話を通じて「町の人が町のことをシェアするとはどういうことか」イメージを持ってもらいたいと思っております。

そこから更に「自分の町ではシェアができているか」「自分の町ならばどういうシェアができるか」というところまで、是非、考えてみてください。

町の情報発信やまちあるきのアイデアをお持ちの方の参加も大歓迎です。

本プログラムは、マンション・コミュニティ・ゼミ「シェアリング@千代田」の「基礎編5」として開催します。

プログラム

1.イントロダクション

2.ゲスト・トーク

「町をシェアする人を広げる情報誌制作」
神田公園地区連合町会 会長、司町一丁目町会 会長 坂井 重正さん
四番町町会 会長 杉田 宗一さん

3.区内活動実践者も交えたパネルトーク

CCxTOKYO 渡辺 美鈴さん

4.対話「町のことで知りたいこと・伝えたいことは?」

全体ファシリテーター

広石拓司(株式会社エンパブリック代表、立教大学大学院兼任講師)

概要・参加申込

基礎編5 町をシェアしよう

日時 2018年9月2日(日)13:30~16:00

会場 千代田区役所 4階 401会議室

対象者

  • 千代田区在住・在勤・在学の方、千代田区で活動している方

参加費:無料

主催:千代田区

運営:ちよだコミュニティラボ事務局
(千代田区コミュニティ総務課、株式会社エンパブリック)

参加申込

参加方法

 ・年間プログラム参加

マンション・コミュニティ・ゼミの基礎編・アイデアづくり編・スタートアップ編までの全体に参加いただける方。

 ・公開プログラム参加

本プログラム1回だけの参加

*託児が可能です。ただし、8月13日(月)15時までにご連絡ください。託児希望の方は申込みフォームの自由記入欄にご記入ください。

申込み

下記ボタンをクリックし、申込みフォームから必要事項を記入し、お申込みください。
その際、下記の内容へのご承諾をお願いします。

  1. 本プログラムの趣旨を理解し、事務局や実行委員の運営に協力します。
  2. 個人情報については、ちよだコミュニティラボ運営ポリシーに則り、本プログラムの運営にのみ利用することを了承します。
  3. 本プログラムの申し込み、運営にあたって虚偽の申告はしていません。

坂井 重正さん
神田公園地区連合町会 会長、司町一丁目町会 会長

神田公園地区連合町会では、昨年度、地域課題解決支援事業として、これからの地域のコミュニティについての検討を行ってきました。その結果、新しい住民の方が地域のことに関心を持ったり、地域活動に参加するきっかけが必要ではということになり、その一つとして、「KANDA住みこなしガイドブック」を作成しました。本冊子は、地域の人が知っている地域の情報を新しい方へシェアするがコンセプトとなっています。地域の方がお勧めするスポットや老舗の話、町会や街のイベントや行事、町を守る活動や、町暮らしサポーター(まちのことを気軽に教えてくださる方)の紹介などをしています。

大好き神田【千代田区・神田公園地区連合町会】
http://www.daisuki-kanda.com/

杉田 宗一さん
四番町町会 会長

四番町町会では、新しい住民の方の町会活動への参加を、積極的に呼びかけてきました。また、2011年には、防災に対する意識やまちの歴史に関心を持ってもらうための冊子を有志の住民で作成してきました。そして、昨年より、子育て世帯や新しい住民の方と一緒にこれらの冊子の改定を行うプロジェクトにも取り組んでいます。さらに、冊子の改定とともに、親子で参加できる体験型の関連イベントの開催や、オンラインでの情報発信にも取り組む予定です。これらのプロジェクトを住民同士で一緒に取り組むことで、新たなつながりができたり、新しい方に地域の活動に参加して頂くきっかけとなることが期待されます。

渡辺 美鈴さん
CCxTOKYO 代表

千代田区を中心に隣接区を含む地域でガイドツアーなどを実施し、この地域の魅力を発信するとともにヒトの輪をつなげていきます。
過去10年以上のボランティア活動を通じて拡げてきた地元各組織との人脈やこの特殊な「地域」の豊富な資源を活かして、ややミーハー視点のゆるい連携の地域密着型イベントを目指しています。