公開対話「これからの千代田のコミュニティのこと」 テーマ紹介（後編）
9月10日開催の公開対話「聴こう 話そう！これからの千代田のコミュニティのこと」では、６つの対話テーマを用意しています。このテーマはゼミ参加者のみなさんが、日頃の生活で感じている問題意識から生まれてきたものです。
ゼミ参加者のみなさんの問題意識、問いかけたいことをご紹介します！
４）つながりを育みやすい街をつくるには？
都心の千代田区には、街中に多様な人が往来しているため、誰が住民かもわかりづらく、街中ですれ違う人と挨拶はあまりしません。それは、マンションの中でも同様です。廊下ですれ違ったり、エレベーターで一緒になっても、挨拶するか、どうコミュニケーションするか、迷う人も多いのです。
マンション内で、街中で、挨拶しあえる人が増えたらいいな。そんな思いから、動き出している人もいます。
マンションでの交流会の開催、住民に声かけしての「まちあるき」などのイベントを始めている人もいます。そのような活動を重ねることで、入居時は知らない人ばかりなのから、知人が増えていきます。
また、「区内にもっと知り合いを増やしたい」という思いから始まった活動が「ちよとも」です。千代田区内に友達を増やすことを目指して、ワールドカフェ形式の対話を広げようとしています。
もちろん、町会も地域のつながりの大切な基盤です。
また、区内には、住民同士が建物の建築段階から参画するコーポラティブ・マンションもあります。そこでは、お互いをよく知る人たちが、マンション住民の人たちはつながりを大切に、助け合って生活しています。
都心の街で知り合い、助け合える人を増やすにはどうしたらいいか、自分のあったらいいなと思うこと、自分の取り組んでいることを紹介し合って、共に考えてみませんか？
※「情報源」では、区内のコミュニティ醸成につながる情報や活動を紹介しています。活動をしているよ、興味あるなという方も！ https://chiyolab.jp/archives/category/knowlrdge_center/chiyoda_community
５）マンションと町会の良い関係をつくるには？
千代田区のマンションに住み始めたけど、町会とは関わっていないという方も多いでしょう。
「町会って何をしているの？」「町会の入り方がわからない」「忙しいと地域活動はできない」という人も多くいます。町会の中心で活動している人には、古くからの住民の方が多く、新しくマンションに引っ越してきた人たちとライフスタイルも、地域への考え方、人との関わり方のスタンスも違っています。マンション毎にも管理組合として一括で参加しているところ、個人で入っているところ、管理費と一緒に町会費だけ払っているところ、接点がないところなど町会との関りは違いが大きいものがあります。さらに、分譲で永住志向の人、賃貸の人、社宅などで住む人など住まい方も多様です。近年のマンションはセキュリティも厳しく、町会の人たちが住民にコンタクトすることも難しい面もあります。
そのような状況で、マンション新住民と町会の担い手が、全く同じように考えたり、行動したりするのは難しいでしょう。しかし、マンションの管理組合で町会担当役員になった人が、最初は恐る恐る町会に参加してみると「知り合いも増え、とても楽しい！」という感想を持った人もいるように、町会は面倒や負担だけでなく、知り合いが増える、お祭りへの参加、自分の住む・働く地域のことを深く知るきっかけなど、地域暮らしを充実させる基盤にもなるものです。
町会も時代と共に変わってきていて、新しい時代には新しい町会が求められています。マンションがどんどん増える千代田区で、マンションと町会はどのようにつながっていけるのか、どのような場があればいいのか、ご自身の町会の活動経験、参加していないからこそ考えることなど、多面的に話し合ってみませんか？
公開対話 参加者募集中！
聴こう、話そう これからの千代田のコミュニティのこと
～ あなたの経験や考えを地域づくり活動に役立ててみませんか？
千代田区に住む人、通う人たちが集まり、子育て環境、高齢者の健康、会社員の地域参加、地域のつながりなどのテーマについて、自分の暮らしや仕事に良い環境を整えるために、何が大切で、どうしていけばいいか、話し合う対話を開催します。
多様な立場・世代の方が集う場で、伝統と最新の同居する千代田区ならではのコミュニティを一緒に考えていきます。
千代田区に住む方、通う方なら、どなたでも参加できます。
ご自身の経験や考えを、これからの都心の地域づくりに役立ててみませんか？
